おはようございます。
兵庫県は、早くも梅雨入りしたそうです。
雨は好きですが、ジメジメは苦手ですね。
先週は、兵庫県の入札登録時の加点についてのご相談がありました。
中間年もそうですが新規登録の場合も、経営事項審査を完了し、自分の持ち点が決まったら入札参加の登録をなさると思います。
その後、兵庫県独自の加点対象というものがあります。
内容は「技術評価数値」と「社会貢献評価数値」の二つに分かれています。
では、この中でどれが手っ取り早く加点につながるか、というと難しいところです。
時間をかけて気長に準備するか、お金をかけて高い点数を狙うか。
技術力アップと社会貢献が目的なので、加点狙いというのがそもそも本末転倒だと言われればそうかもしれませんが、建設業許可業者の中でも、入札参加される方にとっては、とても重要な点なのです。
公共工事の受注条件として、技術評価数値または社会貢献評価数値の中から10点以上なんていう条件もあるようです。
個人的な感想ですが、何も手を付けられていない方は、まずは、建設業暴力追放活動6点から準備なさるのが良いかと思います。
なぜなら、これは講習会を受けるだけなのです。
暴力団の追放という社会のための知識を蓄えるというのは、大事なことですし、損はないと思います。
ただ、点数が反映されるまでに時間がかかりますし、講習会の予約も詰まっているようですので、早め早めに準備するのが良いと思います。いったん受ければ、あとは3年に一度の更新講習を受けるだけです。
2番目に何が良いかは一概には言えませんが、大企業などで人員を一定程度さける場合は、県が管理する道路、河川等の公共施設への愛護活動に参加されるのも良いかもしれません。
これは、年間60時間以上の河川等のボランティア活動です。
もちろん、土木事務所にまずは相談をして、どこの河川をどのような計画できれいにするか計画表を提出します。その後、毎月の具体的な実行計画を提出し、河川の愛護活動が終わったら毎回、どこをどのようにきれいにしたかを写真などの資料を付けて報告するのです。
その年間合計時間を把握して下さった土木事務所が、県に報告して点数が入る仕組みです。
ですが、これは6点。少し費用対効果が低い気もします。
さらに、視点を変えて自社の従業員のためにもなることをしようという場合は、思い切って就業規則を変えてみるのはどうでしょうか。男女共同参画社会づくり協定締結、子育て応援協定締結などは、就業規則を変更して、どうやって女性も働きやすい職場環境にするか、子育て世代の働く親が働きやすい時間の使い方などの工夫を盛り込んだ就業規則を作ることになります。
もちろんこれらをご自分で作るのは難しいかもしれませんので社労士さんにお願いするのが早くて正確だとおもいます。
これは、どちらの場合も、各8点です。
協定締結までに審査があり半年以上かかりますので、次年度の入札参加登録に間に合うようにしたいという方は時期を逆算して早めにとりかかる必要があります。
加点に関しては、まだまだお伝えしたいことがありますので、日を改めてお伝えしたいと思います。ご相談も受け付けておりますので、遠慮なくお問い合わせ下さいね。
では、雨音を聞きながら今週もがんばりましょっか。