目次
1 「代行申請」とは?
まずはじめに、「代行申請」とは、何でしょうか?
「代行申請」とは、技能者本人から同意を得た所属事業者、または元請事業者や上位下請事業者が、技能者本人に代わり、技能者情報登録申請を行うことを言います。
元請事業者や上位下請業者が下請事業者や二次下請けの技能者の代わりに申請する場合に役立ちます。
技能者の方が個人で入力するには難しいところもありますので、負担軽減になります。
もちろん、下請け事業者、技能者の同意は必要です。
★注意点★
代行申請を行う事業者は、あらかじめ建設キャリアアップシステムに事業者登録を完了して、事業者IDを取得済みの方であることが前提です。
技能者の代行申請が可能な利用者の立場は「事業者責任者」と「代行登録担当者」です。各階層管理者や現場管理者の方では、利用できません。
★代行登録担当者とは
管理者IDの内、技能者や事業者の代行申請に特化した代行登録担当者を設定できます。
メニュー番号「810_事業者管理」→「20_組織ユーザ管理」をクリックし、利用者立場の内、
『代行登録担当者』を選択します。
2 事前に準備しておくもの
本人確認の書類など添付書類を事前に準備します。
登録事項を入力していくときにも確認しながら入力できますので準備しておきましょう。
① 代行申請の同意書
※建設キャリアアップシステムホームページからダウンロードし、必要事項を記入します。電子化してください
② カード用の顔写真
・6カ月以内に撮影したもの
・正面、無帽、無背景のもの(背景の色は青色や淡いグレー色なら大丈夫です)
・サングラス等色の濃い眼鏡はNGです。
・デジカメ、スマホで撮影可能です。画像のサイズは294×378ピクセルにします。
※顔写真の変更は出来ません。
③ ホームページからエクセルファイルをダウンロードし、申請者の登録申請内容を入力します。一括取り込みのデータを作成します。これは任意です。
※一括入力の方法は、次回にご説明します。
④ 本人確認書類として個人番号(マイナンバー)カードまたは運転免許証のどちらか、またはパスポートと現住所が確認できる書類(住民票/健康保険被保険者証/年金手帳・ねんきん定期便/雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用)/印鑑登録証明書特別永住者証明書/在留カードのうちどれか)の2点
⑤ 通称名証明書類 住民票など
⑥ 外国籍の方は証明書類 (在留カード/特別永住者証明書/住民票(国籍・在留資格・在留期間明記されているもの)のうち1点)
⑦ 加入社会保険等証明書類
・(健康保険)健康保険被保険者証
・(年金保険)厚生年金等加入証明書
・(年金保険)健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書
・(雇用保険)雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用)
・(建退共)建設業退職金共済手帳
・(中退共)中小企業退職金共済手帳
・(特別労災)労働者災害補償保険特別加入申請書
・(特別労災)労災保険特別加入 加入証
⑧ 主任技術者になるために必要な学歴を証明する書類、卒業証明書(原本)
⑨ 登録基幹技能者証明書類
⑩ 保有資格証明書類
⑪ 研修受講証明書類
3 同意書類の取得と記入
代行してもらうことに対する同意が必要になります。
(1)技能者用代行申請同意書や一括取り込みデータ作成用のエクセルフォーマットや代行申請同意書等をホームページからダウンロードします。
(2)代行申請同意書に記入します。
・代行申請事業者は、代行申請の事業者名や事業者情報、システムに登録済の事業者ID(14桁)、問い合わせ対応の担当者名、連絡先を記入します。
※技能者の方の記入欄には、技能者の署名または記名及び押印、署名日を西暦で記入が必要です。
※技能者の所属事業者名、所在地、代表者名を記入または記名のうえ、代表者印を押印します。代行申請事業者が所属事業者の場合も記入が必要です。
※代行申請事業者の代表者名欄には押印が必要です。
※複数の技能者情報を登録する場合、代表者印以外は記入後コピーして使えます。
(3)個人情報の取り扱い等の同意をします。
・「個人情報の取り扱い等の同意情報」「システム利用規約」を一読後、内容確認後、技能者本人が署名、署名日(西暦)を記入します。
※本人署名はサインだけで大丈夫です。
★注意点① 必要な添付書類は1点ずつJPEG形式でファイル添付します。
JPEG形式とは、画像を圧縮し、ファイルサイズを小さくしたデータのことです。
★注意点② 添付書類に必要情報以外の情報が記載されている場合は、マスキング(黒塗り抹消)してから添付します。マスキングしていない場合は不備になることもあるので確認が必要です。
【マスキングする情報】
・健康保険被保険者記号
・健康保険被保険者番号
・マイナンバー(個人番号)
・基礎年金番号
・住民票コード
・技能者本人以外の個人情報
4 登録する
技能者申請情報を1件ずつ(一人ずつ)入力する方法をご説明します。
少人数の代行申請をする場合に使用します。
(1)申請登録欄右端にある[1件登録]ボタンを押します。
(2)同意書類や本人確認書類などを個別に添付(アップロード)します。
(3)技能者の各種情報を入力していきます。一人分です。
※一時保存で入力情報を保存できますが、複数人の技能者の申請情報を同時に一時保存できません。
例えば、Aさんの入力作業中、一次保存後に、Bさんの入力作業し、一次保存すると、Aさんの一次保存データは削除されます。
(4)入力が完了したら、申請内容を確認して、[申請]を押します。
これで登録が完了です。
5 支払方法の入力
支払方法を確認して入力します。
①請求内容は「技能者登録料」、正規金額は「2,500円」、請求金額は「2,500円」です。
②[決済]を押すと、支払い方法の選択画面が表示されます。
③ 決済に関し[決済ステーション利用者同意事項]を確認のうえ、[同意して次へ]を押します。
④ 支払方法を選択します。クレジットカード、コンビニ、郵便局払いが選べます。
※払込票の場合、手数料が発生します。手数料の詳細は、コンビニ、郵便局でお合確かめ下さい。
⑤支払い情報を入力後、お支払い手続き完了画面が表示されます。
「ショップに戻る」でお客様情報と請求金額を確認しあっていれば「OK」を押します。
これで申請登録が完了です。
申請番号確認画面が表示されます。
さらに申請受付通知メールが登録したメールアドレスに届いているか確認して下さい。受信したメールは印刷し保存するなどして申請番号は必ずメモして、受信データを削除しないよう注意してくださいね。
6 不備の修正
もし入力内容に不備があった場合の修正についてです。
登録申請後、運営主体が申請内容を確認し、不備がある場合は、「技能者申請内容不備のお知らせ」メールが届きます。このメールを受け取った場合は、不備内容を修正のうえ、再度申請を行います。
① メールに記載されている[申請用ログインURL]を押して、ログインページを開きます。
②[申請用ログインID]と、変更した[パスワード]を入力して〔ログイン〕を押します。〔新規登録〕から〔申請の修正〕を押し、不備がある場合は、修正対象欄の右上にある鉛筆アイコンを押すと、[申請内容登録(修正)]画面が表示され、登録申請内容を修正できます。
③ すべての不備内容の修正が完了したら、[内容確認へ]を押します。
修正後の技能者情報登録申請内容の確認画面が表示されるので、すべての不備内容が修正されて「済」となっていることを確認します。
④ 確認ができたら[申請]を押します。
※申請番号は、前回通知された番号と同じです。
これで修正が終わりです。
7 技能者IDのお知らせが届く
無事に登録が完了したら、技能者IDのお知らせが届きます。
インターネット申請での登録申請が完了すると、技能者IDが技能者本人のメールアドレスと、所属事業者、および代行申請事業者のメールアドレス宛てに、「技能者情報新規登録完了「技能者ID」のお知らせ」が通知されます。
※メールが届かない場合は迷惑メールフォルダに、運営主体から@smail.ccus.jpのメールが振り分けられていないか確認してください。
メールアドレスが無効な場合は圧着ハガキが登録住所に送付されます。
8 IDカードが届く
最後にIDカードが届きます。
カードは、技能者が指定した送付先住所に送付されます。
申請者以外の方も、カードを受け取ることができます。
カードが届かない場合は、『申請番号』を準備し、問い合わせセンターに連絡してください。
以上で技能者の登録が完了です。
お疲れさまでした!
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建設業許可取得サポート費用のご案内 (税別)
代行報酬 | 県証紙代 | 合計 | |
新規許可 (知事/個人事業) |
120,000 | 90,000 | 210,000~ |
新規許可 (知事/法人) |
150,000 | 90,000 | 240,000~ |
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上記報酬は、姫路市内で建設業許可を取得される場合の費用になります。