行政書士が教える建設キャリアアップシステム 「手続き方法」
まずは運用までの手順をざっと見てみます。
目次
1 運用までの手順は?
大きく分けて、以下の6STEPに分かれます。
【STEP1】 情報の登録
技能者、事業者(下請け)、事業者(元請け)の情報の登録をします。
技能者は本人情報や職種、保有資格、社会保険の加入状況などを、事業者は業種、資本金、社会保険の加入状況などを登録します。
登録する前に必要な書類を準備しておきます。
【STEP2】 カードの取得
キャリアアップの登録カードを取得します。
登録・審査完了後、技能者IDが付与され、技能者の顔写真が印刷されたICカードが送られてきます。
【STEP3】 現場の情報登録
元請け事業者による現場の情報を登録します。
現場名、工事内容等を登録します。
【STEP4】 施工体制の登録
施工体制、次数、作業内容、立場などの登録をします。
(余談ですが、過度の下請重層化は間接経費の増加を招くため、下請けの次数制限を加点する団体が増加してきています。福井県、京都府、鳥取県の3府県では下請けの次数制限を導入しており、新潟県も条件付きで次数制限を導入しています。)
【STEP5】 技能者の就業履歴の蓄積
技能者の就業履歴が毎日蓄積されていきます。
元請事業者の方は現場にカードリーダーを設置し、技能者はカードを通し記録します。
【STEP6】 経験の見える化
事業者は技能者の経験の見える化をすすめます。
いつ、どの現場で、どの職種で、どの立場(職長など)で働いたのか、日々の就業実績として電子的に記録・蓄積されていきます。
カードは、年数を重ねるごとにグレードアップしていきます。
その後は、5年ごとに更新手続きを行います。
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次回から、個別に手続き方法について見ていきたいと思います。
以下のような順にご紹介していきます。
全部見る必要はありませんので、ご自分に必要な回に飛んでくださいね。
第5回 技能者情報の登録をインターネットでする場合の手順
第6回 事業者情報の登録をインターネットでする場合の手順
第7回 技能者情報の登録を代行申請する場合の手順
第8回 複数人の技能者情報を一度に入力する代行申請の手順
第9回 事業者情報の登録を代行申請する場合の手順
5回に分けて、順にご紹介していきます。
弊所では、建設キャリアアップシステム登録、建設業許可の新規取得、更新などのご相談を承っております。 お悩み中の皆さま、お気軽にご相談ください。 お役に立てれば幸いです。 ご質問やお悩み相談は、メールもしくはお電話(通話料無料)でお気軽にご連絡ください。 |
建設業許可取得サポート費用のご案内 (税別)
代行報酬 | 県証紙代 | 合計 | |
新規許可 (知事/個人事業) |
120,000 | 90,000 | 210,000~ |
新規許可 (知事/法人) |
150,000 | 90,000 | 240,000~ |
建設業許可サポートサービスの詳細はこちらのページでご確認できます。
上記以外に、書類取得実費等が必要です。
上記報酬は、姫路市内で建設業許可を取得される場合の費用になります。